自然美に勝るものなし 葛とバイオテクノロジー

あるとき、

お蚕の遺伝子組み換えをして、蛍光する糸を生産したというニュースに、違和感を感じた。遺伝子組み換えをしてまで、蛍光する絹糸で作られた服を高級とする価値観が、じつにナンセンスだと思ったのだ。ごく一部の人以外に、なんのメリットもないどころか、美的感覚が乱れていないか。

私だってひかりものは好き。鉱物の結晶やキラキラしたものに惹かれる。

でもそれは「そこにあるから美しい」という場合もある。

持ち帰っても、美しくないのだ。それが自然界の壮大な芸術。

そうでなくても、絹はそのままで十分に美しい光沢。

純粋に意識を発していた、美しいものをつくりたいんですーーー。

世界の果てから返ってきたコダマは、葛。

住宅地にも繁茂して嫌がられている葛は、内側に光沢を持っている。

それを発見した人のセンスはすばらしい。

静岡で生まれたのに、葛布というものは知らなかった。

いまちょうど、葛の繊維の採取時期らしい。

ぐずぐずしてるうちに クズがすくすく 伸びてしまう (^^;)/

そういえばそんな時期。

伝統的なやり方はできないけれど、つるの先2mくらいを刈りとり、葛の繊維を取り出した。しかし表皮を腐らせるのに浸水嫌気では、ドブ臭が。。。なかなか臭いが揮発しない。

表皮の内側の薄い1枚が光沢のある繊維、その内側にやや硬質の繊維(写真下部)、その内側に芯(まだ木質化していない)。

光沢のある繊維は、ひじょうに細い糸状の繊維が一方向に重なり合っている。

光沢は、絹と同じく表面の形状がなめらかで、色素がないからだろう。

精神を手と繊維に集中して裂くと、繊維同士の横の結合が引き離される、ビィ~~ンという微細な振動が伝わってくる。横の結合も、そこそこ強いようだ。

分子間結合、水素結合、イオン結合?

生命体特有の、場の形成力?証明されないけど、あるんだろうな。

自然の流れに沿わない不自然な場を形成しようとしても、壊れやすい。これも証明されないけど、あるんだろうな。

細い糸状の繊維が一方向、のため繊維方向のひっぱりに弱い。

通常の糸と同じく、束ねれば強いけれど、さらにねじったほうが強くなる。

水と親和性が高く水分子を含んで膨張し、やや伸張性がみられ引っぱりに強くなるものの、乾燥すればもとに戻る。

植物は、好奇心と探究心に応えてくれる。ものづくりまではいかなくとも、美しいものに触れ、同調する心地よさ。

続きはまた

曼荼羅 ∞ みたまのちからをひらく

http://mandala-life.net 草花樹を味方に、創造的な暮らし。所属しないから多様な自分の時価で、気まぐれ接続。人物像をも固定されない。解放される自由ってサイコー。

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